06 外国人と友だち 募集要項

項目

募集を締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

事業内容

多文化共生コミュニケーションプランナーとは? 
地域に「生活者」として住んでいる外国人と日本人の間にコミュニケーションを生みだし、佐賀県を、地域を笑顔にするお仕事です。
日本人と外国人がともに暮らしやすい地域づくりを進めるべく、交流イベントの企画などを行っていただきます。

令和3年1月1日現在、佐賀県には71の国と地域の人、7,031人が暮らしており、外国の人達との交流はとても身近になりつつあるんです。そうした中で大切なのが、多様な文化的背景を持つ人々がお互いを認め合い、地域社会の一員として共に生きていくことが「多文化共生」です。 

今回募集する「多文化コミュニケーションプランナー」には、多文化共生を進めるために、地域と外国人を結び住民みんなの笑顔を引き出す役割を果たしてほしいと思っています。

佐賀県庁の国際課に在籍しつつ、佐賀県全域をフィールドに活動してもらいます。
勤務地は佐賀県庁の国際課と国際交流センターの2か所になります。

具体的な活動内容
・地域がやりたいことをサポート(声を聞き、企画、実行までを伴走して行う)
・地域と外国人をつなぐ(地域と外国人をつなぎ交流することで国際理解を推進)
・地域のキーパーソン探し(日本人、外国人ともに)
・地域の取り組みのサポート(地域がやりたい活動をサポート)
・他地域の有効事例・団体の紹介(県内の取り組みを共有し相乗効果を期待)

活動の例
食品加工の工場でベトナム人技能実習生を受け入れている企業から、「実習生と地域の人達との交流ができず困っている」という話を聞きました。実習生も地域の人達との交流を望んでいたので、地域の公民館を活用した交流会を企業と一緒に考え、子育て中のお母さんたちと全5回の交流会を行うことになりました。その一部をご紹介します。

○交流会1:食の違いを知る
実習生も子育てママ達も、何も準備せず初対面でも楽しく交流ができるテーマとして「食」を選択しました。想像どおりお互いの国の料理について話しが盛り上がりました。

○交流会2:ベトナム料理
元々は別のテーマを考えていましたが、実習生が普段食べるベトナム料理を作ってきてくれたため、急遽「ベトナム料理試食会」になりました。持ってきた理由を尋ねると、「このまえ、みんながベトナムの味、わからないと言いましたから。食べてほしいです」とのこと。なかなか目にすることのできないベトナムの家庭料理を食べさせてもらい、作り方や食材がどこで買えるかなど話が弾みました。その中で、実習生が作るコンビニのお弁当やおにぎりの話をしていると、「おにぎりは美味しい。でも三角の形が不思議」という話になり、次回のテーマはおにぎり作りになりました。

○交流会3: 日本料理
前回のお返しとして日本料理の試食会を行いました。日本人参加者が一人一品持ち寄り、さまざまな日本料理がテーブルに並びました。実習生達は興味津々で、日本食についての質問が飛び交いました。その後、メインのおにぎり作りへ。中に具をいれたり、ふりかけをかけたり、海苔を巻いたり。実際におにぎり作りに挑戦してみるも、三角おにぎりがにぎれず大笑い。日本人参加者に関西から引っ越した方がいて、「関西は俵型なので私も三角つくれません~」と。すると実習生から「私たちと一緒ですね!!」と肩を組まれ、また笑いが。それを見ていたひとりの実習生が「どうして三角と俵型がありますか」と鋭い質問。それには日本人側が「え…どうしてだろう」となり、改めて日本文化を再認識することができました。多文化共生の取組は外国人とだけの交流ではなく、地域の多様な背景を持つ人たちをもつなぐ取組なのだと感じました。

こうした交流の結果、連絡先を交換して参加者同士で買い物に行ったり、LINEで日本語の会話の練習をしたり、肌荒れの悩みを相談したりと、「国は違っても女性の悩みは一緒なのねぇ~」と、地域でのつながりができました。

今回の交流で実習生たちと出会わなければ、日本人参加者は日頃何気なく口にするコンビニのおにぎりや総菜づくりに、外国人技能実習生が関わっているとは知らないままだったでしょう。また、我が子と同じぐらいの年の子を母国においてきている話などを聞くと涙ぐむ人も。

もちろん、「料理交流」だけが活動ではありません。地域の声を聴き、どのような取り組みをすれば双方向の交流や理解が促せるかが大切です。このような地域での「情」の交流を大事に、皆さんと一緒にアイディアを出し合いながら形にしていけたらと思っています。

活動イメージ

1年目 <佐賀を知ろう、そして繋がろう>
先ずは佐賀県のことを知ってもらうため、国際課職員と一緒に行動し、県内の企業や行政担当者、支援者の方たちと、顔の見える関係を作っていきます。県が推進している多文化共生の事業や県という行政の仕事、心構えについて学ぶ1年としましょう。

2年目 <繋がりから行動(企画)へ>
県内を回りいろいろな人たちと意見交換をしながら、国際課の多文化社会コーディネーターや日本語コーディネーターと一緒に事業を企画してみましょう。企画の立案や実施の仕方、広報や周知について実践を通して学んでいきます。

3年目 <活動を広げよう>
2年目の事業を継続しながら、さらに活動の輪を拡大。最初に生み出した企画を軸に、地域のネットワークをフル活用し、任期満了後も見据えながら活動していきましょう。

共通業務
・定例ミーティングへの参加(事業の進捗共有、相談、協議、検討など)
・事業を企画する際の企画書作成及び報告書の作成
・ICTを活用した多文化共生に関わる情報発信
・会計年度任用職員として必要とされる事務作業への対応
・多文化共生の推進に関わる研修会、セミナー、会議などへの参加

募集の背景と佐賀県の取組 
令和3年1月1日現在、佐賀県には71の国と地域の人、7,031人が暮らしており、外国の人達との交流はとても身近になりつつあるんです。そうした中で大切なのが、多様な文化的背景を持つ人々がお互いを認め合い、地域社会の一員として共に生きていくことが「多文化共生」です。 

今回募集する「多文化コミュニケーションプランナー」には、多文化共生を進めるために、地域と外国人を結び住民みんなの笑顔を引き出す役割を果たしてほしいと思っています。

佐賀県では、人口減少による労働力不足を背景として、さまざまな分野で技能実習生を中心とした外国人材が増加しています。そうした状況に比例するように、地域において外国人・日本人ともに「ことばの壁」や「交流のきっかけがつかめない」などの理由で、相互にコミュニケーションが取れずに不安を抱えているとの声が増えてきました。

そこで、まず地域で外国人と日本人が顔を合わせ、同じ「生活者」として交流を行う、顔の見える関係作りを県内の市町と協働で始めました。その一環として、さまざまな地域で交流会などを企画し、外国人と日本人の関係づくりを進めています。しかし、まだまだ取組は始まったばかりで、地域の多国籍化、多文化化が進んでいく中で今後さらに取組を進めていく必要があります。 

「多文化コミュニケーションプランナー」のみなさんと一緒に、地域をコミュニケーションの力で笑顔にする「地域の人同士のかかわり」を、県内のいたるところで作っていきたいと思っています。

募集対象

応募条件
下記、①~⑧の全ての要件を満たす方
①国籍:特に問いません。
②三大都市圏や政令指定都市の都市地域(過疎、山村、離島、半島等の地域に該当しない市町村)から佐賀県内へ、採用日に住民票を異動できる方(特別交付税措置に係る地域要件確認表に準じた要件となります)
③普通自動車運転免許を取得し、日常的に利用されている方
④パソコン(ワード、エクセル、パワーポイントなど)を日常的に利用し、基本的な操作や資料作成ができる方
⑤心身共に健康で、地域住民と協力しながら誠実に職務を行うことができる方
⑥地域住民(国籍に関係なく)と積極的にコミュニケーションを図り、地域を元気にするために意欲的に事業を企画し行動できる方
⑦県の条例及び規則等を遵守し、職務命令等に従うことができる方
⑧地方公務員法第16条の欠格事項に該当しない方

歓迎スキル
・日本語教師の資格を取得している(法務省告示校と同じ基準)
・(一財)自治体国際化協会が認定した多文化共生マネージャー
・多文化社会専門職機構が認定した多文化社会コーディネーター
・JICA海外協力隊OB,OG(コミュニティ開発、教育関係分野、日本語教育などの分野で派遣されていた方)
・必須ではないが、外国語が話せるとよい。
*検定試験等の資格は不要。日常会話ができる程度あればよい。

募集人数

1名

勤務地

佐賀県庁国際課および国際交流プラザ
※県全域への出張あり

勤務時間

勤務日
8:30~17:15(業務の都合により変則時間となる場合あり)
※休憩時間12:00~13:00(勤務時間により変更あり)

勤務時間
原則、月124時間勤務(おおむね週4日程度の勤務となります)

※勤務時間条例その他関係規程の改正により変更することがあります。

雇用形態・期間

佐賀県庁の会計年度任用職員(パートタイム)
任期は、着任から令和4年3月31日までとしますが、最長で着任から3年を限度に再任することができます。

給与・賞与など

月額:約16万円+期末手当
ただし、報酬額は会計年度任用職員の規定に基づき、職務内容、免許資格、経験年数等を考慮し決定します(月額116,436円~160,456円)。
例えば、月124時間勤務(週4日程度の勤務)の場合「32歳/高卒/民間企業経験」ならば、月額160,456円となります。
また、月額報酬に加え、期末手当が在職期間により最大年間2.55月分付与されます。
(令和3年度においては、任用期間が6ヵ月に満たないため、支給されません)
※期末手当の前年度実績(支給月数)は、上限の支給月数です。
※別途、住宅手当(月額5.5万円を上限)を支給します。

待遇・福利厚生

住宅手当 5.5万円/月を上限に支給
全国健康保険協会管掌健康保険
厚生年金保険
雇用保険

申込受付期間

2021年07月16日 ~2021年08月31日

応募申込方法

必要書類をご用意の上、メールにてご応募ください。

・履歴書・職務経歴書(写真添付)
・職務経歴書の中に、応募動機400字程度をご記入ください。
・メール提出時のタイトルは、「(多文化コミュニケーションプランナー)佐賀県地域おこし協力隊応募」としてください。
・上記いずれもパソコンでの作成可。
・メールにて提出してください。
・原則、お申込みいただけるのは1企画のみです。どうしても第2希望のある方は、職務経歴書にその旨を記載ください。※ただし、第1希望の方を優先させていただきます。

提出期限:令和3年8月31日(火)23:59

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申込・問い合わせ先
佐賀県 地域交流部 さが創生推進課 地域振興担当
「佐賀県地域おこし協力隊募集係」
TEL: 0952-25-7376
E-mail:saga-kyouryokutai@pref.saga.lg.jp
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選考ステップ

第1次選考(書類選考)
選考結果は、令和3年9月10日(金)までに「合格者のみ」に対し、履歴書に記載のE-mailアドレスに「メール」にて通知します。

第2次選考(面接)
第1次選考合格者を対象に、佐賀県庁にて面接を行います。時期は令和3年9月28日(火)、29日(水)、30日(木)、10月1日(金)のいずれか1日を予定しています。(状況に応じて面接日が変更となる場合があります)

※第1次選考後、より佐賀県に対する理解を深めていただくため、また、県の担当者と応募者がお互いのことを知るために交流イベントの開催を予定しております(オンライン予定)

参考サイト

担当者インタビュー動画
https://youtu.be/Ax-Du37WbAg

JOIN募集情報ページ
https://www.iju-join.jp/cgi-bin/recruit.php/9/detail/47565

グリーンズ求人
https://greenz.jp/2021/07/21/saga_medium_local_career/

佐賀県 国際課 Facebook
https://www.facebook.com/ExellentSAGA/

国際交流プラザ
https://www.pref.saga.lg.jp/kouryu/default.html

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