vol.2 2023.3.7

戻ってきてやっと気づいた、佐賀の本当の面白さ

こんにちは!
SCNの佐々木元康です。

今回のコラムでは、わたしが佐賀へUターンして気づいた佐賀の面白さについて書いてみたいと思います。「佐賀出身だけど、佐賀に戻る自信が持てない…」というアナタに、この文章が届きますように。

わたしは佐賀県有田町出身の38歳です。6年前に有田町の地域おこし協力隊としてUターンするまでは、さいたま市に暮らしていました。前職は製薬会社の研究員という、地域おこし協力隊の中でも結構レアな仕事をしていたんじゃないかなと思います。

そんな全くの畑違いにいたわたしが地域おこし協力隊を志望したのは、簡単に言えば「地方の面白さ」と「子育て環境」が理由です。(この辺は長くなるので、詳しくはまた別の機会に。)ここでポイントなのは、確かにUターンする時点で地方が面白いということには気づいていたものの、佐賀が面白いとは全く思っていなかったということです。むしろ、(皆が口を揃えて言う)「なんもなか」佐賀が嫌で出て行った人間ですから、戻ってくるまでは「呼子のイカがめちゃくちゃ旨い」こと以外は何も良い情報を持っていませんでした。

さて、そこから6年という月日が流れ、わたしもすっかり佐賀んもんに戻りました。6年前までと違うのは、ちゃんと佐賀が好きになったということ。どんなとこが好きなのか、改めて考えてみたので書いてみようと思います。

1.「佐賀にはなんでもある!」
これは佐賀に戻る前と全く違うことを言っています。実は、佐賀は全国で42番目に小さな県にも関わらず、山も海もあり、広大な佐賀平野もあります。肉も魚も、米も水も酒も、十分に佐賀だけで自給自足できるくらいに食のバリエーションが豊富なんです。何でも新鮮でうまくて、毎日の食事に飽きようがない。問題なのは、つい食べ過ぎて体重が激増してしまうことくらい。

2.「暮らしのストレスが少ない!」
これはきっと都会にいる人たちは大きく頷いてくれるんじゃないでしょうか。通勤にしろどこに行くにしろ、人が少ないし騒がしくないので、本当に気が楽です。いまはコロナ禍ですが、たぶんこの期間のストレス度の差は大きかったんじゃないかな。

3.「コンパクトでどこへでも行ける!」
これも戻って気がついたことなんですが、佐賀県は小さいので、車に乗れば1時間半くらいで県内のどこへでも行けるんです。高速道路も充実してるし(無料で乗れる範囲も多い!)、渋滞もなくて快適です。

4.「公共施設が充実!」
わたしが住んでいる有田町には、「炎の博記念堂」というバロック様式で造られた音楽ホールがある立派な文化施設があります。隣の市には、全国的にも有名な「武雄市図書館」「武雄市こども図書館」もありますし、「県立宇宙科学館」にはわたしは息子と一緒に毎月のように通っています。繰り返しになりますが、これがそんなに混んでない。居心地がよくて、学べる場所が佐賀県にはたくさんあります。

5.「文化や歴史が色濃いまちが多い!」
佐賀県には10市10町がありますが、どれもすごく個性があります。特に、西側エリアは日本で最初に磁器がつくられたという歴史もあり、陶磁器に彩られた文化的なまちが多いと思います。旅行ではなく、住んでみないと感じられない日常が佐賀にはあります。

いかがでしょうか?
きっと佐賀出身の人であれば、「ん?言われてみれば確かにそうだな…!」と気づいてもらえると思います。これって子どもの頃にはそんなに良いものだと思わなかったけど、大人になった今ならどうですか?都会にある商業施設やテーマパークはありませんが、行きたくなったら休日にお隣の県に行けばすぐですよね。

Uターン者に対しても、佐賀県や各市町の移住サポートは手厚く準備されています。ぜひ不安を持ち過ぎずに、佐賀への移住にトライしてもらえたら嬉しいです。
みんな、佐賀で待っとーよ!!

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